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●寿町ドヤ街●


 ● 寿町ドヤ街  第1号

版面:A5
項数:57 ページ
発行:2004年6月20日
2005年4月20日初版第2刷、2008年1月22日初版第3刷

内容

冊子『寿町ドヤ街』は、寿町にまつわる研究調査結果や論考などを、掲載していくために生まれました。弟1号では、ことぶき共同診療所から見た寿町の地域医療・精神医療の現状と課題、保健・医療・福祉の諸問題を明らかにした論考が3本掲載されています。かなり読み応えあります。

 あいさつ 松本一郎
1. 横浜簡易宿泊所街の地域医療を目指して  田中俊夫
2. 寿町における医療についてーことぶき共同診療所に勤務してー  鈴木伸
3. 寿町における医療福祉の問題  松本一郎
 あとがき  鈴木伸


 ● 寿町ドヤ街  第2号

版面:A5
項数:133 ページ
発行:2005年11月30日

内容

第2号では、寿町における歴史的記録がテーマになっています。時期は1960年代中盤から1980年代初頭。子ども会活動、住民運動、港湾日雇労働、土木建設日雇労働、ドヤ生活など、寿町の多様な側面・局面・場面が描かれています。  寿町を深く掘り下げて探究したい人にとっては必読の1冊です。

 まえがき 松本一郎
1. 六〇年代終わり 「祥雲荘罹災者同盟・寿しんぶん・夜間銀行」の時代  谷川弘
2. 港湾労働と基地労働  谷川弘
3. 寿町の子供に関する活動の歴史  田中俊夫
4. 羅漢たち−横浜寿町ドヤ街の人々−  大塚洋介
5. 1945年から1970年までの寿町歴史年表  松本一郎
 あとがき  田中俊夫


 ● 寿町ドヤ街 第3号 (寿町は今)

版面:A5
頁数:97ページ
発行:2007年10月16日
2008年1月22日初版第2刷

内容
第3号では、「寿町は今」をテーマに、アルコール依存症者の自助グループ、訪問看護、訪問介護、DOTS、「やる事」作り、食事配達についての地域での取り組みを現状報告しています。どのような経緯、思いがあって寿町に関わることになったのか、どのような観点から活動や仕事を進めているのか、現状はどのようになっているのかなどが見えてきます。

 まえがき 松本一郎(寿町関係資料室)
1.地域の取り組みから
 (1)寿地区とアルコール問題 村田由夫(寿福祉センター)
 (2)コスモス寿の訪問看護からみた寿町住民の暮らし 西村料美(訪問看護
ステーション・コスモス寿)
 (3)訪問介護事業所からみた寿地区 梅田達也(ことぶき介護)
 (4)ことぶき共同診療所におけるDOTSの現状 矢島雅子(ことぶき共同診療所) 
 (5)寿町で障がいを持つ住人の「やる事」創出にむけて 大平正巳(ことぶき共同診療所)
2.研究ノート
 寿町簡易宿泊所街で暮らす人々の在宅生活を支える食事配達の現状 松本一郎(寿町関係資料室)
3.付録 参考写真
 おわりに 田中俊夫(ことぶき共同診療所)

 ● 寿町ドヤ街 第4号 (宇田知道君とその時代)

版面:A5
頁数:118ページ
発行:2007年11月16日

内容
第4号は、横浜市寿生活館の初代職員であった故・宇田知道さんを偲んで刊行しました。
1965年6月の寿生活館開館以来、寿町の子ども、住民のために尽力されましたが、1967年10月27日に持病の喘息のため、28歳の若さでお亡くなりになりました。
宇田さんの年譜・残した文章と日記、ご親族にいただいたお手紙、学生時代を知る方の文章、寿町での活動仲間の思い出などを掲載しています。

目次:
はじめに(ことぶき共同診療所 田中俊夫)
1 宇田知道君略年譜(制作・田中俊夫)
2 宇田知道君との2年間(田中俊夫)
3 日記から(宇田知道 注・田中俊夫)
4 宇田さんの思い出
5 資料
 (1)恵荘時代
 (2)寿町簡易宿泊所街における戸籍問題(田中俊夫・宇田知道)
 (3)ことぶき共同診療所5周年誌より抜粋「忘れえぬ人々」(田中俊夫)
 (4)新聞記事より
おわりに(寿町関係資料室 松本一郎)


 ● 寿町ドヤ街 第5号 (寿町における医療−内科、精神科、エコー検査室、鍼灸、心理判定−)

版面:A5
頁数:66ページ
発行:2009年2月20日

内容
5号では、共同診療所に蓄積された診療データや事例をもとに、医療者の専門的観点から、内科、精神科、エコー検査室、鍼灸、心理判定について、診療所や寿町の現状・課題を論じています。

目次:
はじめに(寿町関係資料室 松本一郎)
1 診療所におけるプライマリケア−外来患者動向からみた地域医療の現状と課題−(天田大輔)
2 ことぶき共同診療所におけるアルコール依存症患者の精神疾患の合併と治療(鈴木伸)
3 ことぶき共同診療所腹部超音波検査(鈴木美奈子)
4 寿町における鍼灸治療(新井育子)
5 ことぶき共同診療所における心理検査業務の報告と今後の課題−知的障害のある人々を中心に−(稲見麻里)
6 寄稿 新宿における野宿者の健康−地域生活移行支援事業の影響−(新宿連絡会・医療班/大脇甲哉・金沢さだ子・中久木康一・稲葉剛)
おわりに(ことぶき共同診療所 田中俊夫)


 ● 寿町ドヤ街 第6号 (寿町の歴史・運動・想い出)

版面:A5
頁数:120ページ
発行:2009年12月28日

内容
6号では、寿町の歴史や運動の展開に焦点をあてるとともに、関係者から関わりの経緯や想い出などについて寄稿していただいています。歴史や運動については、2号・4号も合わせてご一読ください。

目次:
はじめに(松本一郎)
第1部 寿町の歴史と運動の展開(田中俊夫)
 1.寿町の歴史
   寿町ドヤ街形成の歴史的背景(付:寿町詩集1)
   ことぶき地区の歴史(ことぶき共同診療所学習会資料−2007年6月14日−)(付:寿町詩集2)
 2.概略寿町運動史(ことぶき共同診療所学習会資料−2007年3月22日−)
 3.寿斗争前史(付:寿町詩集3〜4)
 4.寿よもやま話

第2部 寿町の想い出
 「ことぶき」との出会い・「AA」との出会い・「ひと」とのであい(村田由夫) 
 寿町について思うこと(谷川弘) 
 寿町との関わり(小柳勝義) 
 寿町と私(三浦保之) 
 私は寿町から生活保護・福祉の仕事を始めた(山岸重美)
 寿町今昔雑感(石井英夫)
 私と寿(杉本貴美子) 
 ことぶき学童保育にかかわって(山埜井聖一) 
 寿との関わりと診療について(三橋徹) 
 今思うこと(松本一郎) 
おわりに 田中 俊夫


  ● 寿町ドヤ街 第7号 (ことぶき共同診療所開設15周年記念号)

版面:A5
頁数:163ページ
発行:2011年10月1日

内容
7号では、ことぶき共同診療所の開設15周年の節目にあたり、「ことぶき共同 診療所だより」の記事などを通して、これまでの診療所の取組みや思い出を振り 返っています。また、「寿町の文化」に着目した論考や寿町年表が掲載されてい ます。

目次:
はじめに
1.開設15年のあゆみ
 (1)ことぶき共同診療所15年の歩み
 (2)「敷居の低い」診療所と「継続性」の両立を目指して
2.診療所だよりから
 (1)診療室から 
 (2)関係機関・研修生・ボランティアの方々から
 (3)夏合宿の感想から
 (4)追悼−忘れえぬ人達− 
 (5)追悼−山本重則さん(元職員)
3.ことぶき町の文化
 (1)“ことぶき町の文化” 
 (2)最近の寿町ドヤ街事情
4.寿町年表(1955年〜2009年)
あとがき


 寿町ドヤ街第8号 ● 寿町ドヤ街 第8号 (寿町との関わり寿町での活動を振り返って)

版面:A5
頁数:113ページ
発行:2014年3月1日

内容
8号は、3部構成となっており、第1部が「田中俊夫講演会」記録、第2部が17 名の方々に寄稿していただいた「寿町との関わり」、第3部が杉本貴美子さんの 追悼文集です。

目次:
はじめに(松本一郎)
1.「田中俊夫講演会」より
イントロダクション(鈴木伸)
講演(田中俊夫)
2.寿町との関わり
(石川ひろ子、稲見麻里、岩崎八千代、勘解由敦子、金子洋子、川添慶一 郎、黒坂粂子、小柳勝義、斉藤三朗、田中梨奈、谷川弘、徳田浩介、松原良江、 宮田信之、山形優子、山吹静子、四居惠子)
3.杉本貴美子さん逝く
(田中俊夫、佐藤徳恵、佐藤正之、佐藤捷世、佐藤八洲子、佐藤真理子、三 森妃佐子、酒井忍、田中藤枝)
あとがき(田中俊夫)


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